道南いさりび鉄道の魅力

「鉄旅オブザイヤー2016グランプリ」「第4回ジャパン・ツーリズム・アワードビジネス部門入賞」の道南いさりび鉄道は、木古内から五稜郭まで、37.8㎞を結ぶローカル路線です。車窓からは風光明媚な景色が広がり津軽海峡や函館山など見ることができます。

 道南いさりび鉄道の駅

いさりび鉄道の駅は全部で12駅。並行する海岸線を眺めるだけでも楽しめますが、駅を降りるとまた、違う楽しみが待っています。

五稜郭

昔ながらの駅で、五稜郭までは距離があります。鉄道ファンにとっては魅力的な駅だと思います。

七重浜駅

函館に隣接し、フェリーターミナルの最寄り駅で、大型商業施設などが集中するエリア。周辺は住宅街となっています。

見どころ

七重浜海浜公園

七重浜駅から徒歩10分程度場所にあり、夏は海水浴客でにぎわいます。

台風海難者慰霊碑(洞爺丸慰霊碑)

1954年の台風15号で、洞爺丸など5隻の青函連絡船が七重浜沖で遭難。タイタニック号沈没に次ぐ未曽有の海難事故で、死者・行方不明者は1430名というものでした。多くの遺体が打ち上げられた七重浜に、犠牲者の霊を慰めるため、事故の翌年に慰霊碑が建てられました。

東久根別駅

廃貨車を再利用したダルマ駅舎ですが暖房や水洗トイレは完備されています。この駅舎は車掌室付きの車両をベースにしているのが特徴で、駅舎の下部の銘板・車番を撮影するファンも多いとの事です。

久根別駅

駅周辺にはスーパーや飲食店、隠れ家的なカフェもあります。

清川口駅

駅周辺には松前神楽が伝わる有川大神宮や上磯八幡宮、北斗市総合文化センター「かなで~る」などがあります。2018年に改修工事を終えた駅舎は、いさりび鉄道のながれま号と同じトワイライト・ネイビーブルーの外壁と、そこに描かれた日没後の函館山のシルエットや漁火、街の明かり、星空が、特に夜には幻想的になっています。

見どころ

松前藩戸切地陣屋跡

箱館港の開港にともない幕府は蝦夷地の防衛を強化するために松前藩に陣屋を構築させました。1868年の箱館戦争で幕府脱走軍の攻撃を受け、建物は焼失し、現在は土塁や空堀などが残るのみで、国指定文化財として管理されています。
現在は南北海道を代表する桜の名所となっています。時期になると、高台にある陣屋までの坂道に、幻想的な桜のトンネルが出現します。陣屋敷地内にも桜があり、花見が楽しめます。

住所:北斗市野崎

Google マップ

駐車場:300台(無料)

上磯駅

上磯駅前には昔ながらの商店街が残ります。近くにある北斗市総合体育館には5号機関車が新製当時の姿に復元保存されています。5号機関車はセメント工場で馬車代わりに鉱山から石灰石を運搬した大正期製造の初期国産電気機関車です。

茂辺地駅

駅周辺には鉄道、歴史、絶景など心をくすぐるスポットがたくさんあります。

見どころ

矢不来天満宮

菅原道真公を祀った神社。国指定文化財の「茂別館跡」で、津軽の管領安東盛季が1443年に建てたとされています。

矢不来函館山展望駐車帯

いさりび鉄道の車両を入れた撮影をするのには絶景のスポットだそうです。

茂辺地 北斗星広場
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2015年8月上野発北斗星ラストラン

1988~2015年に上野・札幌間で運行されていた寝台特急「北斗星」の客車2台を、クラウドファンディングにより費用を募り、かつて走っていた沿線の北斗市茂辺地で保存・展示され、内部が一般公開されています(土日祝日10時~15時)。公開時間以外も、外観の見学は可能です。

渡島当別駅

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渡島当別駅周辺

駅舎は昭和63年に建てられた教会風の建物で、郵便局を併設しています。

見どころ

トラピスト修道院

渡島当別駅といえばトラピスト修道院。トラピスト修道院については関連記事をご覧ください。

函館方面おすすめスポット 函館行くなら立ち寄って

釜谷駅

廃貨車を再利用したダルマ駅舎で、ホームへは駅舎を通らなくても自由に出入りでます。

泉沢駅

海の見えるこじんまりとした駅です。

札苅駅

北海道内最南端の無人駅です。

木古内駅

JRの北海道新幹線と道南いさりび鉄道が発着する交通の拠点で、活気のある駅となっています。周辺にはビュースポットもたくさんあります。

見どころ

道の駅 みそぎの郷きこない

道の駅に関してはこちらに記事を参考にしてください。

goldsky.hatenablog.com

ながまれ号

地域情報発信列車で、道南地域の食や文化といった魅力ある情報の発信により、観光の方々にもご満足いただけるよう、北海道の補助事業を活用して、JR北海道より譲り受けるキハ40気動車を2両改装して運行しています。「ながまれ」とは、道南地域の懐かしい方言「ゆっくりして」「のんびりして」の意味です。

毎年日本旅行で、ながまれ号を利用して食事を伴う観光列車「ながまれ海峡号」を期間限定で運行しています。

道南いさりび鉄道「ながまれ号」

詳しくは日本旅行グループのサイトでご確認ください。

まとめ

北海道に住んでいると移動はついつい車になってしまいます。こうしてみているとローカル列車で移動するのも結構魅力的な気がします。各駅に行ったことはあっても、列車に乗ることはありませんでした。車窓から見る景色は車から見るのとは違い、目線が高くなる分感激もひとしおでしょうね。

コメント

  1. DRYCRYSTAL より:

    函館駅で、いつも車両を見かけます!
    写真も撮りました。
    いつか、乗車してみたいですが、なかなか乗れません。
    御朱印ならぬ御車印でしたっけ?
    ぜひ、欲しいです!

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