小樽市総合博物館は、1956年に開館した小樽市博物館が前身です。2007年に旧小樽交通記念館跡地に小樽市総合博物館と小樽市青少年科学技術館の機能を統合し、総合博物館に改称しました。
小樽市の歴史と自然、北海道の交通史、科学技術がテーマとなっています。
特に車両や、機関庫、転車台などの施設もあり、鉄道関連の展示は。
小樽市総合博物館基本情報
- 住所
- 〒047-0041 小樽市手宮1丁目3番6号
- アクセス(路線バス)
- 市内本線②か高島祝津線⑩で「総合博物館」で下車(正面入り口にバス停があります)
- 営業時間
- 9:30~17:00
- 定休日
- 火曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
- ※臨時休館することがあります。
- 駐車場
- あり(無料)
- 入館料 ()は冬季料金~11月上旬から4月下旬まで
- 一般: 400円(300円)高校生・市内在住の70歳以上の方: 200円(150円)中学生以下:無料【共通入館料】本館、運河館に入館できます(二日間有効)
一般 500円、高校生・市内在住の70歳以上の方 250円
手宮洞窟保存館にも入館できます(開館中の有効期間内に限る)※団体利用(20人以上)は2割引です※身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方、およびその介護者の方は無料です(介護者の方は窓口で申し出が必要です)
※特別展などの場合には、別途特別料金がかかることがあります。 - お問い合わせ
-
教育委員会教育部 小樽市総合博物館
住所:〒047-0041 小樽市手宮1丁目3番6号
TEL:0134-33-2523
FAX:0134-33-2678
博物館入り口付近
スハ43 717とワフ29500形2両の車両の客車(カフェ「ハルのち晴れ。」)と車掌車が置かれ、博物館のエントランス横にはジョセフ・クロフォードの像が建っています。
ジョセフ・ユーリー・クロフォード
アメリカ合衆国の鉄道技術者で、1878年北海道の開拓使として来日し、開拓使の顧問を務めました。帰国するまで幌内鉄道の手宮 – 札幌間の鉄道敷設工事を指導しました。1881年に幌内鉄道を完成させ3年間の任期を終え、クロフォードはアメリカに帰国しました。帰国後、ペンシルバニア鉄道の副社長補佐役など生涯鉄道開発に携わり、1924年、フィラデルフィアで亡くなりました。
カフェ「ハルのち晴れ。」
昭和に活躍した車両を利用したカフェで、担担麺が味わえます。パスタや手作りケーキ、オリジナルブレンドコーヒーなどのメニューもあります。
【住所】
〒047-0041 小樽市手宮1-3-7
【営業時間】
11:00〜19:00
※冬期営業時間 12月1日~11:00~17:00
【定休日】
火曜日(祝日の場合は翌日)
小樽市総合博物館館内
しづかホール
博物館の館内に入ってすぐのところに「しづかホール」があり、北海道近代化の初期に活躍した「しづか号」が展示されています。
SL「しづか号」は、1885年に輸入され、手宮に配置された機関車です。「しづか号」と、その後ろの一等客車「い1号」はともに、車両内部の見学ができます。
鉄道展示室
蒸気機関車のナンバープレートなどの資料が展示されています。明治前期に小樽と内陸の産炭地との間に敷かれた「幌内鉄道」建設に関する展示もあります。
ドームシアター(プラネタリウム)
季節の星座や今晩の星空について生開設で紹介してくれます。映像番組の上映も行っています。
2F
科学展示室では音・電気・光に関する展示、実験室では下の写真のショーケースにあるような実験教室を開催しています。企画展示室では、歴史、自然、科学などさまざまなテーマに基づいた展示が行われます。
屋外展示
アイアンホース号と重要文化財旧手宮鉄道施設(機関車庫一号・三号・転車台)
屋外の展示場には、北海道にゆかりの深い30両以上の車両が展示されています。国鉄時代の車両や昔懐かしいSL、特急列車など珍しい車両が展示されていて、その車内も立入って見ることができます。
冬期間は公開されていないため、車両の写真はありませんが、夏になるとホームや機関車庫に北海道で活躍した鉄道車両が並びます。
また、1909年に製造された蒸気機関車「アイアンホース号(Porter4514)」が、5月から10月中旬まで、屋外展示場の「中央駅」と「手宮駅」の間を往復します。客車に乗って、構内を乗車体験したり、手宮駅では、かつて小樽築港機関区で活躍していた転車台による、機関車の方向転換を見ることができます。
旧手宮機関庫は国の重要文化財に指定され、機関車庫3号は日本最古のレンガ造機関車庫です。
蒸気機関車資料館
主に小樽築港機関区で使用されていた工具・ゲージ類と蒸気機関車の部品が展示されています。
補足
北海道開拓に重要な役割を担ってきた小樽の鉄道は「小樽の鉄道遺産」として北海道遺産に認定されています。また、日本遺産「炭鉄港」の構成文化財として「手宮線跡地及び付属施設」と「旧手宮鉄道施設」が含まれています。
「NPO法人北海道鉄道文化保存会」の車両保存ボランティアの方たちと博物館のボランティアの方たちが屋外展示品である車両などの補修活動をし「小樽の鉄道遺産」の活用に取り組んでいます。
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