野鳥と海浜植物、そして灯台 日本海と石狩川の交わりに形成された砂嘴に広がる「はまなすの丘公園」

はまなすの丘公園

石狩浜は石狩川の運んだ砂と、日本海からの風と波の働きでつくられた、砂丘海岸です。石狩浜の砂丘は、海辺の厳しい環境に適応して育つ海浜植物で覆われています。

はまなすの丘公園

日本海と石狩川の河口部分に砂嘴広がります。そこに約46haの砂浜があり、名前の由来になったハマナスを始め、約180種類の海浜植物が自生しています。このうち16.5haは石狩市海浜植物保護地区に指定されています。
ハマナスは6月から8月ですが、ハマナスのほかにも、イソスミレ(5月)、 ハマエンドウ(6月~9月)、エゾスカシユリ(6月)、 ハマヒルガオ(6月~7月)、 ハマボウフウ(6月~7月)、 ノハナショウブ(6月~7月)など、多くの花が見られます。

公園には木道があり、途中にはベンチもあります。ゆっくり休みながら自然の景色を楽しめます。

秋はススキが

きれいな花の時期が過ぎると一面ススキに覆われますが、私はこの風景が好きなんです。そのためきれいなお花を紹介できなくてすみません。

はまなすの丘公園ヴィジターセンター

はまなすの丘公園ヴィジターセンター

1階には石狩灯台についての展示があり、灯台に使用されていたレンズ等が展示されています。また、売店では石狩の特産品やハマナスの関連商品などのお土産などが販売されています。ソフトクリームは、ハマナス・ハマナスミックス・バニラの3種類があり、おすすめはやっぱり「はまなすソフト」でしょう。 2階のテラスからは石狩湾と石狩川が一望できます。 

所在地
〒061-3371  石狩市浜町29-1

Google マップ

営業期間
4月29日から11月3日
営業時間
9:00~18:00
※9月1日から11月3日は9:00~17:00
駐車場
30台(無料)
入場
無料
問合せ
Tel:0133-62-3450(期間外は石狩観光協会0133-62-4611)

石狩浜海浜植物保護センター

石狩浜海浜植物保護センターは、石狩浜の豊かな自然を守り、回復させ、みんなの財産として後世に遺していくための活動拠点として建設されました。石狩浜海浜植物保護センターでは、石狩浜の成り立ちや、石狩浜の海浜植物、生き物などをパネルや写真で紹介しています。また、海辺の自然にふれあいながら学ぶこともできます。

所在地
〒061-3372 北海道石狩市弁天町48番地1

Google マップ

営業期間
4月29日から11月3日
営業時間
9:00~17:00
入場
無料
休館日
火曜日(火曜日が祝日の場合はその翌日)
問合せ
TEL:0133-60-6107

現存する北海道最古の灯台「石狩灯台」

石狩川の河口近く、石狩浜(石狩砂丘)に建つ灯台。すぐ近くまで車で進入でき、そこから灯台までは木道が続いています。

石狩灯台

1892年の開設以来、100年以上の歴史を誇る石狩のシンボル。当初の灯台は木造六角形で、白黒2色でしたが、1908年には鉄造円形に建て替えられ、外観も白1色となりました。 その後、1957年に松竹映画「喜びも悲しみも幾年月」の撮影の舞台となり、赤白模様に塗り替えられました。

喜びも悲しみも幾年月 歌碑

「喜びも悲しみも幾年月」は、日本各地に点在する灯台を転々とし、厳しい駐在生活を送る灯台守夫婦の半生を描いた映画。全編でカラー映像での撮影が採用され、色彩効果を出すために赤白模様に塗り替えられました。

石狩川河口渡船場跡(右岸)

石狩川河口渡船場跡

石狩川河口渡船場跡から石狩川をはさんで向こう側にハマナスの丘公園があります。

石狩川河口渡船場跡(右岸)

石狩川には渡船場がいくつかあったそうですが、その中でここは石狩川最下流の渡船場です。石狩川によって隔てられた石狩市(当時石狩町)本町と、八幡町を船で行き来していたことがわかります。写真は八幡町で本町方面にハマナスの丘公園があります。

〒061-3361 北海道石狩市八幡1丁目1−24

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