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生活実態を表す独特な考古学的遺跡「北海道・北東北の縄文遺跡群」

日本の世界遺産(文化遺産)候補 「北海道・北東北の縄文遺跡群」

2009年1月、縄文文化は、日本の歴史と文化の成り立ちを知る上で欠くことのできない文化であり、世界史上稀有な先史時代の文化で、これら縄文遺跡群が人類共通の宝として未来へ伝えていかなければならない貴重な文化遺産であるとの考えから、4道県並びに関係自治体が連携・協力して「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録を目指すこととしました。

そして令和元年7月30日(火)に開催された文化審議会世界文化遺産部会において「北海道・北東北の縄文遺跡群」が本年度の世界文化遺産の推薦候補として選定されました。
推薦書の提出までにさらなる充実を図る必要があるものの、顕著な普遍的価値が認められ得ると考えられ、かつ推薦内容の検討が進んでおり、また推薦後の審査・評価を推薦内容の見直しに反映させる余地が大きいと考えられることから、今年度の候補として選定することに決まったという事です。なお、「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」については、「北海道・北東北の縄文遺跡群」に次ぐ案件として、有力な推薦候補案件となるようです。

登録基準

 登録基準(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
→北海道・北東北の縄文遺跡群は、狩猟・採集・漁労を生業の基盤に定住を達成し、成熟した縄文文化へと発展を遂げた先史文化の様相を伝承する無二の存在である。

登録基準(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
→北海道・北東北の縄文遺跡群は、約1万年間もの長期にわたり気候変動や環境変化に適応し持続可能な定住を実現した、自然と共生した人類と環境との関わり、土地利用の形態を示す顕著な見本である。

 

構成資産

東北アジアの多様な地理的・自然的環境において,採集・漁労・狩猟を基盤に1万年以上前から定住が開始,発展,成熟し,長期間継続した先史文化の生活や祭祀・儀礼のあり方を示す考古学的遺跡からなる資産。

具体的には北海道6遺跡、青森県8遺跡、岩手県1遺跡、秋田県2遺跡の計17遺跡で構成されています。

北海道:入江貝塚,大船遺跡,垣ノ島遺跡,キウス周堤墓群,北黄金貝塚,高砂貝塚
青森県:大平山元遺跡,大森勝山遺跡,亀ヶ岡石器時代遺跡,小牧野遺跡,是川石器時代遺跡,三内丸山遺跡,田小屋野貝塚,二ツ森貝塚
岩手県:御所野遺跡
秋田県:伊勢堂岱遺跡,大湯環状列石法隆寺西院

【暫定一覧表記載年】平成21(2009)年

 

【今後のスケジュール】

2019(令和元)年9月30日まで 国からユネスコ世界遺産センターへ推薦書(暫定版)を提出
2020(令和2)年2月1日まで 国からユネスコ世界遺産センターへ推薦書を提出
2020(令和2)年秋頃 国際記念物遺跡会議(ICOMOS)による現地調査
2021(令和3)年5月頃 国際記念物遺跡会議(ICOMOS)による評価結果の勧告
2021(令和3)年夏頃 ユネスコ世界遺産委員会において審議

追記

世界遺産登録まで追っていきたいと思います。
【世界遺産登録までのニュース】
2019年11月28日 専門家委員会が開かれ、そこで専門家の意見として「北海道・北東北」より「北日本」の方がわかりやすいということで変更を検討することになったようです。
2019年12月20日 世界文化遺産への登録を目指して、政府は、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の推薦書をユネスコに提出することになりました。

2021年7月27日、北海道・北東北の縄文遺跡群は世界文化遺産に登録されました。