日本で5件目の世界遺産として京都府京都市・宇治市、滋賀県大津市の2県3市に点在する構成資産17件(寺13、神社3、城1)から成る古都京都の文化財(京都市,宇治市,大津市)が1994年、世界遺産として登録されました。なお、文化遺産としては3件目となります。 その中で天龍寺についてみていきたいと思います。
天龍寺について
後醍醐天皇の菩提を弔うため1339年に禅寺として創建されました。名勝嵐山や渡月橋、天龍寺の西側に広がる亀山公園などもかつては境内地で、広大な寺域と壮麗な伽藍を誇っていましたが、度重なる火災や被災に見舞われるなどの逆境の中、天龍寺は復興を続けてきました。その中で、夢窓疎石が作庭に携わった天龍寺庭園が残り、特別名勝に指定されています。
拝観について
- 参拝時間
- 8時30分 ~ 17時30分(北門は9時開門・17時閉門)
※10月21日~3月20日:8時30分~17時(北門は9時開門・16時30分閉門) - 参拝料
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- 庭園(曹源池・百花苑) 高校生以上:500円 /小・中学生:300円/ 未就学児 :無料
受付時に障害者手帳を提示された方は、本人および介護者1名まで100円引き - 諸堂(大方丈・書院・多宝殿) 庭園参拝料に300円追加 ※行事等により諸堂参拝休止日あり
諸堂参拝休止日:2019年10月29-30日 など - 法堂「雲龍図」特別公開 一人500円(上記通常参拝料とは別)
※土日祝日のみ[春秋は毎日公開期間あり] 9時~17時(10月21日~3月20日は16時 閉門)
- 庭園(曹源池・百花苑) 高校生以上:500円 /小・中学生:300円/ 未就学児 :無料
世界遺産登録一覧より
天竜寺庭園
特別名勝指定年月日1923.03.07 建立年代14世紀中頃
わが国で最初の史跡・特別名勝指定となります。大堰川を隔てた嵐山や、庭園西に位置する亀山を庭の一部であるかのように取り込み、圧倒的なスケールを描き出した借景式庭園です。居室から見た曹源池中央正面は石だけによって、水がさも落ちているように表現された枯滝石組という形態で、竜門瀑、石橋、岩島といった石組を立てたダイナミックでしかも繊細な趣の池庭で、この石組の手法は後の枯山水庭園に影響を与えています。
関連資料
- 世界遺産一覧表記載推薦提案書(文化庁)
- 文化遺産オンライン(文化庁)
嵐山を散歩
嵐山羅漢
約70体の像が並んでいます。立っていたり座っていたり、よく見ると表情も様々で怒っているのか笑っているのか、思わず立ち止まって眺めてしまいました。阪神・淡路大震災以降に建てられ始めたそうで、その供養の意味も込められているのかもしれません。
竹林の小径
私が京都観光で一番観たかったのがこの竹林。私の住む地域にはこのような竹はなく、もちろん竹林もありません。前に山形で竹林を生まれて初めて見たときの感動が蘇りました。
渡月橋
嵐山と言えば渡月橋は欠かせません。嵐電で終点の嵐山で降りたらここに向かい河原でゆっくりと計画を練ります。ここは店が開く時間には混みだすので、この日は早い時間に行動してみました。混みだすとたくさんの観光客に行く手を阻まれます。そういう自分も観光客なのですが。
嵐山公園 亀山地区 展望台
本当はトロッコ列車にも乗ってみたかったのですが混んでいて乗ろうと思ったら1時間以上待たなければならないとの事。う~ん仕方ない。電車はあきらめて竹林を歩くことにしました。ということで頑張って登りました。真夏には無理でしょうがこの時期だと何とか登りきることができ絶景も観ることができました。
御髪神社
御髪(みかみ)神社は日本でただ一つ髪をお護りする神社です。と書いていました。髪が不安な方は是非行ってみてください。
秋は紅葉がきれいで歩くのも苦になりません。気候も歩くには丁度良い加減で健康にもよさそう。秋の嵐山散策おすすめです。